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臭気判定士

資格区分 国家資格
受験資格 18歳以上
試験日 -平成24年度-
試験日:11月10日
合格発表:12月10日
申込期間:7月9日〜9月7日
試験会場 東京・大阪・愛知
試験科目

【筆記試験】
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1.嗅覚概論
(改訂嗅覚とにおい物質)

2.悪臭防止行政
(ハンドブック悪臭防止法、気体排出口における臭気指数規制マニュアル)

3..悪臭測定概論
(臭気の嗅覚測定法-新訂-)

4.分析統計概論
(初心者のための統計学)

5.臭気指数等の測定実務
(嗅覚測定法マニュアル(第4版)

*()内は参考図書
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【嗅覚検査】
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(嗅覚検査は、嗅覚検査機関で行われている)
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受験料 筆記試験:18000円
嗅覚検査手数料:9000円
問い合わせ先 におい・かおり環境協会
臭気判定士
合格体験記
不合格体験記
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臭気判定士詳細
資格情報

臭気判定士は1996年の「悪臭防止法」の改正によって創設された臭気環境分野での初めての国家資格です。
人の嗅覚でにおいを測定する嗅覚測定法を行うための資格であり、工場から発生したガス、排水、排煙などの臭気を測定・分析するにおいのスペシャリストです。

臭気判定士試験には筆記試験と嗅覚検査があります。
臭気判定士という名称からも特に気になる嗅覚検査ですが、特別優れた嗅覚は必要なく、普通の人なら合格は難しくない試験です。

難易度は?

臭気判定士試験には筆記試験と嗅覚検査があり、それぞれに合格すると「臭気判定士」資格が取得できます。
合格者は独学者、臭気判定技術講習会での講習受講者がそれぞれ半分程度。
参考書や過去問のみの独学でも、十分に対策はできる。

「嗅覚検査」は、全国の嗅覚検査機関(一覧)で行なわれており、臭気判定士の免状交付を受けるためには1年以内に合格しておく必要があります。
「嗅覚検査」について、名前だけ聞くと難しそうですが、基本的には普通の嗅覚を持っていて、しっかりと試験対策をしておけば誰でも合格は可能なレベルの試験。

嗅覚検査とは、1〜5までの番号が書かれた5本のにおい紙のうち、基準臭液により、においの付いた2本の「におい紙」を嗅ぎ当てる方法で、5種類の基準臭について、においの付いたにおい紙を嗅ぎ当てられるかどうかを判定するものです。
所要時間は約15分。

「臭気判定士」のかしこまった名称から、嗅覚の能力が特別高い人しか合格できなさそうなイメージがありますが、一般の人でも全く問題ありません。

【臭気判定士試験の合格率】
  受験者 合格者 合格率
平成23年度 567人 117人 21%
平成22年度 577人 204人 35%
平成21年度 609人 126人 21%
平成20年度 607人 224人 37%
平成19年度 651人 306人 47%
仕事内容は?

においに関する事全般。
どちらかというと良いにおいに関する仕事よりも、悪臭を臭う仕事が多い。
工場などで有毒なガスなどが発生した時に迅速に対処できるよう、臭気判定士の資格取得者を設置している会社もあります。
機械では、なかなかにおいを感知することは難しいそうです。

収入は? 収入は勤務する会社次第ですが、資格があるからといって収入がアップすることは少ない。
就職について

この資格で就職が決まることはあまり無く、会社などに入社後、必要に迫られて取得するパターンが多いようです。
就職や収入アップ目当てで取得することは、現実的ではないとのこと。

取得者には委託測定などの分析を行う分析サービス業からの判定士が最も多く、最近はISO14001の取得に取り組む企業が自主的な環境管理のために資格を取得するケースも増えているそうです。

就職先は理系の業種。
科学系、医療系など研究系。民間の臭気測定機関など。
その他には環境調査会社などもあります。
文系の場合、あまり使う機会はないかもしれません。

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-更新12-04-01 -チェック14-04-01