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資格取得者インタビュー 自動車運転免許
高井 九さん(仮名)
群馬県出身
東京都在住。
現在大学3年生。大学2年時に運転免許を取得。
――自動車運転免許を取得したきっかけについて教えて下さい。
私は今、学生なのですが、いずれは必要になると思ったからです。
東京の大学に通っているのですが、実家は群馬県の山間部で電車など交通の便も悪く、実家に帰った際に運転免許を持っていないと不便だと感じた部分も大きいです。実家に帰った時に、周りの人達が自動車免許を持っていて影響されたというのがきっかけかもしれません。
――学生の間にとっておきたいと思った理由は?
やはり時間があるからです。私の場合は大学2年生の春休みに取得したのですが、就活が始まってしまうと忙しくなると思いますし、就職をしてからだと取りに行く時間がないので今のうちに取得しようと考えました。
――合格までにかかった費用や期間について教えて下さい。
山形県村山市にて合宿にてマニュアル免許を取ったのですが、費用は18万円ぐらい。期間は2週間程ですね。
――合宿で免許を取得したメリットなどはありますか?
合宿の方が費用も安く、短期間で取得できるというメリットがありました。
余談ですが、宿舎でのご飯が、地元の名産品もあり、ボリュームもあり大変おいしくて満足できました。芋煮は特においしかったですね。朝も夜もおかわりしてしまいました(笑)
東京では一人暮らしなのですが、普段とは違いとても充実した食生活を送ることができました。
また、スーパーも近く、合宿先の仲間と一緒に買い出しに行くこともできたのも楽しい思い出です。
薬局なども近くにあるのも良かったですね。
合宿先は男子専用の寮なのですが、部屋も綺麗でした。
出会いが多かったのもメリットですね。
大学生協のネットワークで申し込んだのですが、私が合宿に通っている際には東京から来ている大学生の方が8割程居て、残りが地元の学生さんなどでした。
そういった理由もあり、東京の大学生の方と交流する機会が多かったです。
教習がない時は教習所で出会った友人同士で盛り上がり卓球をしたり、温泉に行ったり、地元の名産の肉そばを食べに行ったり、20歳を過ぎている学生の方も多かったのでお酒も飲んだりなど違った大学の方と交流する機会は普段の学生生活にはあまりなく新鮮でした。
男子専用の寮なので、女性との出会いはあまり無かったですが(笑)
ただ、一緒に勉強できる仲間がいるということは心強いですね。
自動車免許を絶対取得するぞ! という、モチベーションアップにも繋がりました。
――逆にデメリットはありますか?
合宿についてのデメリットというわけではないですが、寒さは大変でした。雪がある地域で免許を取得するのは苦労しましたね。
私は2012年の2月に自動車免許を取りに行ったのですが、山形県にはまだ雪が多く残っており、降り続いているという状態でした。教習所内も融雪はしてあったのですが、路面も毎日、雪で覆われており、凍結なども苦労しましたね。
特に私が取得した年は雪が多いらしく合宿先の宿舎で働いている方にも「こんな大雪何年ぶりだろうね?」と言われたぐらいです。
山形の地元のテレビ放送を見ていても、大雪についての情報が多く運が悪かったなあと思いましたね(笑)
地元の群馬と比べても断然、積雪が多かったですね。もし、合宿で免許を取ることを考えている方は雪のありなしは気を付けて合宿先を選んだ方が良いと思います。
ただ、苦労して免許を取った分だけ雪に対しての恐怖心は薄いかもしれません。東京でも雪は降りますしね。
―― 一番の苦労と言えば雪! という感じですか?
そうですね。教習車も雪に備えてスタッドレスのタイヤだったので滑るということは特になかったのですが、雪が降っていて視界が悪くなったり、路上教習の際も道路が狭くなっていたり、除雪車が教習所内を走っていたりと大変な部分も多かったですね。
大型特殊免許の取得を目指している方が教習所の除雪車の運転もしていたのは雪国ならではのエピソードだと思います(笑)
――合宿ということで教官や宿舎の方との交流も多かったですか?
冬場などで、雪が降っている間仕事がない農家の方が多く働いており宿舎の方や教習所の事務員でも学生の多い繁忙期だけ働いている方もいらっしゃいました。そういう面では、学生同士の出会いだけではなく、地元の方と触れ合えるというメリットもありましたね。
私のお世話になった教官の方は教習所を定年退職した方なのですが、繁忙期だけは働いているという話を聞きました。