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FASS検定(経理・財務スキル検定)

資格区分 民間資格
受験資格 誰でも受験可能。
経理・財務部門の定型的実務に従事している人、これから経理・財務部門に従事しようとしている人。
試験日

毎日受験可能

試験会場 日本全国にある試験センターでの受験。
運営はプロメトリックが行っている。
試験科目

以下の4分野から出題される。
・資産分野
・決算分野
・税務分野
・資金分野

受験料 一般:10500円
日本CFO協会会員:8400円
問い合わせ先 FASS
FASS検定
(経理・財務スキル検定)
合格体験記
不合格体験記
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FASS検定(経理・財務スキル検定)詳細
資格情報

FASS(Finance & Accounting Skill Standard)経理・財務スキル検定は経理・財務の実務スキルを測定する検定試験。
合格不合格の結果がでる試験ではなく、取得した総点数に応じて五段階(A・B・C・D・E)の実務スキルで評価がなされます。
一般的な会場試験は行われず、試験センターでのコンピューターを利用した方式で行われるため毎日の受験が可能です。

FASS検定と同じ経理・財務系の資格に「簿記検定」があります。
年間数十万人が受験するマンモス検定「簿記検定」には、1級であれば国家資格である税理士試験の受験資格が与えられたり、2級以上であれば大学入試での優遇処置があったりと資格取得者にはさまざまな特典が与えられています。
知名度も抜群で経理系の資格といえば、まず「簿記」を思い浮かべる人も多く、企業側の評価対象になりやすい資格でもあります。

一方、FASS検定は同じ系統の資格でありながら知名度は今ひとつで、現時点ではそのような特典はほとんど無いのが実情です。
しかしながら、簿記検定よりもより実務に近い知識が習得できるFASS検定に対する企業側の評価は高く、伊藤忠商事や日産自動車、TDKなど日本を代表する大企業で受験が推奨されています。
特にTDKでは課長以下の経理社員に受験を必須とし、Cランクに達するまで継続して受験させるほどFASS検定に対して信頼を置いているそうです。

難易度は?

FASS検定は合格不合格で判定されるタイプの試験ではありません。
試験で取得した総合点から5段階のレベルでスキルが評価が行われます
また、各分野ごとの達成度も判定されます。
評価の基準は常に一定で、受験者のスキルに変化がない限りスコアも一定に保たれます。

試験対策として公式HPにて、さまざまな参考書や講座・アプリが紹介されています。

レベル スコア 評価
A 689点〜 経理・財務分野について、業務全体を正確に理解し、自信をもって経理・財務部門の業務を遂行できるスキルをもっている。
B 641点〜688点 経理・財務分野のほとんどの業務を理解し、業務を遂行できるスキルをもっている。
分野によって知識の正確さに個人差があるものの、業務を妨げるようなこと はなく、適切に対応できるスキルをもっている。
C 561点〜640点 経理・財務分野について日常の業務を行うための基本的なスキルが身についているが、自己の経験以外の業務への対応力について差が見られる。
日常の業務であれば業務を理解して、支障なく対応できるスキルをもっている。
D 441点〜560点 分野によって知識の正確性に差があり、不十分な部分が多いが、支援を受けながら、最低限の業務を行うスキルをもっている。
E 〜440点 経理・財務分野について部分的にしか理解できていない。
今後の努力を期待する。

【FASS(経理・財務スキル検定)の結果】

-2011年下期検定(10月〜3月)-
総受験者:2580人 平均点:632点
レベルA 796人(30.9%)
レベルB 560人(21.7%)
レベルC 670人(26.0%)
レベルD 423人(16.4%)
レベルE 131人(5.0%)

-2011年上期検定(3月〜9月)-
総受験者:1223人 平均点:586点
レベルA 184人(15.0%)
レベルB 229人(18.7%)
レベルC 373人(30.5%)
レベルD 311人(25.4%)
レベルE 126人(10.3%)

収入は? 受験者の属性データと試験データを照らし合わせた結果、試験のスコアが高いほど年収や役職が高いという相関関係が明らかになりました。
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-更新13-02-01 -チェック14-02-01