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ファイナンシャル・プランニング技能士

国家資格 1級
学科 約10%、実技 約80%
2級
学科 約20% 実技 40%前後
3級
学科 70%前後 実技 50%前後
普通 3ヶ月〜
下記 受験資格項目参照

ファイナンシャルプランナーとは顧客のライフプランに合わせて、個人的な資産運用や金融に関するアドバイスを行う専門家のことをいいます。

代表的な「ファイナンシャルプランナー」の資格は2つあります。
1.ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)
2.AFP・CFP(民間資格)

その他にもいくつかの関連資格がありますが、ファイナンシャルプランナーとしての業務を行うために必ず必要な資格というのはありません。
業務独占や名称独占の資格は存在していないため、誰でも「ファイナンシャルプランナー」を名乗り仕事をすることはできます。

ファイナンシャルプランニング技能検定は1級・2級・3級の3つにランク分けされています。
ちなみに、FP技能士とAFP・CFPどちらかの資格が特別有利だとか、優遇されるといったことは無く、資格価値は同程度。
しかも、その2つは全くの別団体というわけではなく、お互いのFP試験にそれぞれ密接な関係が持たされた複雑なものになっています。しっかりと調べてから受験しよう。
ファイナンシャル・プランニング技能検定試験は日本ファイナンシャルプランナー協会、金融財政事情研究会のどちらでも受験できます。

AFP・CFPは2年毎に資格を更新する必要がありますが、ファイナンシャルプランニング技能士は国家資格であり、取得すれば永久にその資格が失われることはありません。

日本ファイナンシャルプランナー協会
(AFP・CFPは民間資格)

-実施している試験-
・AFP
・CFP(取得すればファイナンシャル・プランニング技能士1級の学科試験が免除)
・ファイナンシャル・プランニング技能士1級(実技のみ)
・ファイナンシャル・プランニング技能士2級(AFP資格審査も兼ねる)
・ファイナンシャル・プランニング技能士3級

金融財政事情研究会
(ファイナンシャル・プランニング技能検定試験は国家資格)

-実施している試験-
・ファイナンシャル・プランニング技能士1級
・ファイナンシャル・プランニング技能士2級(AFP資格審査も兼ねる)
・ファイナンシャル・プランニング技能士3級

  日本FP協会 金融財政事情研究会
FP技能士1級 実技のみ 学科○・実技○
FP技能士2級 学科○・実技○ 学科○・実技○
FP技能士3級 学科○・実技○ 学科○・実技○
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資格区分 国家資格
受験資格

【1級】

-学科-
・FP業務に関する5年以上の実務経験を有する者。
・2級技能検定合格者でFP業務に関する1年以上の実務経験を有する者。
・厚生労働省認定金融渉外技能審査2級の合格者で、1年以上の実務経験を有するもの。

-実技-
・1級学科試験の合格者。
・ 「FP養成コース」修了者でFP業務に関し、1年以上の実務経験を有する者。
・日本FP協会のCFP資格認定者。
・日本FP協会のCFP資格審査試験の合格者。

【2級】

-学科・実技-
・FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者。
・3級技能検定の合格者。
・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者。
・日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者。

【3級】

-学科・実技-
FP業務に従事している者または従事しようとしている者。

試験日

【金融財政事情研究会】

-1級学科-
9月・1月
合格発表:約2ヶ月後

-1級実技-
2月・6月
合格発表:約1ヶ月後

-2級・3級-
1月・5月・9月
合格発表:約2ヶ月後

【日本FP協会】

-1級-
9月
合格発表:約2ヶ月後

-2級・3級-
1月・5月・9月
合格発表:約1ヶ月後

試験会場 全国各地
試験科目 -学科試験-
A ライフプランニングと資金計画
B リスク管理
C 金融資産運用
D タックスプランニング
E 不動産
F 相続・事業承継
受験料

-金融財政事情研究会-
1級:学科8900円・実技25000円
2級:学科4200円・実技4500円
3級:学科3000円・実技3000円

-日本FP協会-
1級:実技のみ20000円
2級:学科4200円・実技4500円
3級:学科3000円・実技3000円

問い合わせ先 日本ファイナンシャルプランナーズ協会 金融財政事情研究会
ファイナンシャル・プランニング技能士
合格体験記
不合格体験記
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ファイナンシャル・プランニング技能士詳細
資格情報

資格取得ルート

難易度

試験について

試験には学科試験・実技試験があります。
ファイナンシャル・プランニング技能検定の難易度はそれほど高くはなく、独学での合格も可能な試験といえます。資格スクールも充実しているため、活用しても良いでしょう。

ファイナンシャル・プランニング技能検定の合格率(詳細はこちら
1級:学科 約10%、実技 約80%
2級:学科 約20% 実技 40%前後
3級:学科 70%前後 実技 50%前後

【1級】

--学科--
1級の学科試験には基礎編と応用編があります。
合格基準:200点満点で120点以上。

基礎編:マークシート4択式、50問
応用編:筆記試験5題

--実技--
1級実技試験は以下の2つがある。
資産相談業務は金融財政事情研究会、資産設計提案業務は日本FP協会で実施されています。
・資産相談業務(金融財政事情研究会)
・資産設計提案業務(日本FP協会)

【2級】

--学科--
マークシート4択式、60問
合格基準:60点満点で36点以上

--実技--
実技試験には以下の5つがあり、資産設計提案業務は日本FP協会での実施、その他は金融財政事情研究会で実施されています。
・個人資産相談業務
・中小事業主資産相談業務
・生保顧客資産相談業務
・損保顧客資産相談業務
・資産設計提案業務(日本FP協会)

【3級】

--学科--
マークシート3択式、○×式、60問
合格基準:60点満点で36点以上

--実技--
実技試験は以下の3つがあり、資産設計提案業務は日本FP協会での実施、その他は金融財政事情研究会で実施されています。
・個人資産相談業務
・保険顧客資産相談業務
・資産設計提案業務(日本FP協会)

仕事内容

仕事内容について

ファイナンシャルプランナーの主な仕事は、個人の相談を受けて資産運用のアドバイスをすること。
顧客の家族構成や経済状況などのデータをもとに、顧客の将来的な目標に近づけるよう最適なプランを作成します。

ファイナンシャルプランナーに一番求められる能力は情報収集能力です。
顧客の将来設計が実現されるように、移り変わりの早い経済動向にアンテナを張り、常に最新の経済情報を勉強し続ける必要があります。

また、ファイナンシャルプランナーは顧客と直接対面して、顧客の要望や将来のビジョンを聞き入れ、マネープランを作成します。
そのため、コミュニケーション能力の高い、話し上手・聞き上手な人に向いている職業といえるでしょう。

顧客との信頼関係は何よりも重要です。
大事なお金の運用を任せるわけですから、ファイナンシャルプランナーとしての信頼を得られなければ、継続して依頼されることは無くなります。

収入

収入について

業界での取得者数は多く、FP資格のみでの大きな影響は無いでしょう。
数千円程度の資格手当てが支給されるケースもあるようです。

就職

就職について

関連業務についた後、必要に応じて取得するパターンが多く、取得者には金融関係、保険外交員などが多い。
FP資格のみで就職が決まるほどの威力はありませんが、関連業務に付く場合にはある一定の評価にはなるでしょう。
評価されるレベルとしては日本FP協会のAFP・CFP、FP技能士の2級から。
FP資格を持っていたとしても資格より職務経験の方が強く評価される傾向にあるようです。

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