工業英検は、普通の英語の試験と異なり、かなり専門的な知識が必要とされています。
工業関係の知識を習得すれば、英語力次第で独学でも取得可能でしょう。
日本工業英語協会のHPに問題などが載っているので参考に。
どの語学にも言えることですが、語学の修得にはまずは単語と例文のインプットが必要。
推奨する教材として以下のものが挙げられています。
◇『工業英語ハンドブック』
◇『工業英検4級対策』
◇『工業英検4級クリア』
授業のテキストとしての活用には以下の教材が推奨されています。
◇『工業英語ファーストステップ』
◇『工業英語ワンステップ』
【工業英語能力検定試験(工業英検)の合格率】
2012年 |
受験者 |
合格者 |
合格率 |
1級 |
357 |
29 |
8% |
2級 |
725 |
239 |
33% |
3級 |
2590 |
1155 |
45% |
4級 |
4617 |
3166 |
69% |
【1級】
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工業英語の専門家としての実務能力を有する者。
-出題形式-
一次試験(筆記):英文和訳/和文英訳/修辞
二次試験(面接):筆記試験合格者のみリスニングテスト
-読む-
・技術的文章(取扱説明書、仕様書、論文、規格等)のスタイルの違いを正確に理解し、読むことができる。
・専門とする分野に関して、高度な論文、記事を正確に読むことができる。
-書く-
・読み手に応じた工業英語のレトリック(文章表現法)、メカニクスを活用して、商品としてのテクニカルドキュメントが作成できる。
・他人が書いた英文をテクニカルライティングの面から添削できる。
-話す-
・ネイティブの技術者やテクニカルライターとドキュメント制作上の問題点について討議できる。
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【2級】
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実務経験者を標準とし、工業英語全般の知識を有する者。
-出題形式-
英文和訳/和文英訳/修辞(筆記試験のみ・全問記述式)
-読む-
・技術的な文章(取扱説明書、仕様書、論文等)のスタイルの違いをほぼ理解し、読むことができる。
・専門雑誌、業界誌の内容をほぼ正確に理解できる。
・自分の専門分野の論文をほぼ正確に読むことができる。
-書く-
・技術論文のメカニクス(句読点、記号、略語等)をほぼ正しく使った文章を書くことができる。
・科学技術の専門用語に習熟しており、スタイルをほぼ良く考慮した文章を書くことができる。
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【3級】
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大学専門課程、工業高等専門学校上級学年、専修・専門・各種学校在学程度の工業英語の応用知識を有する者。
-出題形式-
英文和訳/和文英訳(短文)/適語補充/単語問題(筆記試験のみ・全問マークシート方式、2007年度試験より全問マークシート方式)
-読む-
・科学・技術に関する基本的な文章を読むことができる。
・簡単な取扱説明書を読むことができる。
・実験、生産工程に関する指示文、注意事項を読むことができる。
・実験室、生産現場の掲示文、看板を読むことができる。
-書く-
・科学技術の分野の基本的な単語に習熟し、簡単な説明文、操作指示文などを書くことができる。
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【4級】
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工業高校、工業高等専門学校程度の工業英語の基礎知識を有する者。
-出題形式-
英文和訳(短文)/適語補充/単語問題(筆記試験のみ・全問マークシート方式)
-読む-
・科学・技術に関する簡単な文を読むことができる。
・実験、生産工程に関する簡単な指示、注意事項を読むことができる。
・実験室、生産現場の簡単な掲示、看板を読むことができる。
-書く-
・科学技術の分野の基礎的な単語を書くことができる。
・科学技術の分野の簡単な文を書くことができる。
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