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柔道整復師

資格区分 国家資格
受験資格 大学に入学する事のできる者で、3年以上文部科学大臣が認定した学校又は厚生労働大臣が認定した養成施設で柔道整復師となるのに必要な知識、技能を修得した者。 (修業、又は、卒業見込みの者を含む)など
試験日 【第20回】
平成24年3月4日
合格発表:3月28日
申込期間:1月6日〜1月18日
試験会場 北海道、宮城県、東京都、石川県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県
試験科目 解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、一般臨床医学、外科学概論、整形外科学、リハビリテーション医学、柔道整復理論及び関係法規
受験料 16500円
問い合わせ先 柔道整復研修試験財団
厚生労働省
柔道整復師
合格体験記
不合格体験記
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柔道整復師詳細
資格情報

柔道整復師は打撲やねんざなどを主に素手で治療する専門家。
接骨師、ほねつぎ、整骨師とも呼ばれ、主に接骨院で仕事を行っています。

柔道整復師には3年以上の養成学校に入学、卒業後、柔道整復師国家試験を受験し合格すればなることができます。
柔道整復師になるには養成校に入学する必要がありますが、2000年に規制が緩和され新規に参入した養成学校が大幅に増加し入学しやすくなりました。
養成校には、4年制大学、3年制の短期大学、3年制・4年制の専門学校があります。(ほとんどは専門学校)
他の資格試験同様に養成校毎に国家試験の合格率の善し悪しがあり、養成校選びは慎重に行いたいところ。

柔道整復師はもともと柔道の有力者がなることの多かった職業であり、養成学校では柔道の授業が行われるため、柔道の経験が豊かな方が、入学後いろいろと都合が良いようです。
しかし、現在では柔道経験が無くても特に心配する必要はなく、女性も増加傾向にあります。

難易度は?

柔道整復師国家試験の合格率は7割〜8割程度で十分な対策をしておけば、それほどの難易度ではありません。

【柔道整復師国家試験の合格率】
  受験者 合格者 合格率
第19回
(平成22年度)
6625名 4592名 69.3%
(新卒:83.4% 既卒:21.1%)
第18回
(平成21年度)
7156名 5570名 77.8%
(新卒:91.1% 既卒:40.6%)
第17回
(平成20年度)
6772名 4763名 70.3%
(新卒:84.4% 既卒:24.2%)
仕事内容は?

柔道整復師は脱臼や捻挫などの怪我を主に素手で治療します。
薬の処方や手術を中心に治療を行う医者とは異なり、柔道整復師の仕事内容は人の話を聞き、それに対して素手で治療を行います。
リハビリの手伝いをする事もあり、施術中は患者の体を右へ左へ動かしたりと、肉体労働でもあります。
施術中は会話などコミュニケーション能力が要求され、サービス業に近い職種だと言えるでしょう。
労働時間は勤務場所によって様々ですが、接骨院などは9時〜12時、16時〜20時といった2部制の時間体系になっているところも多く、拘束時間は長くなります。

収入は?

治療に対して保険が適用される為、比較的安定した収入が期待できます。
雇われの場合でも月収にして20万円前後が一般的。

接骨院として独立すれば結構な収入が期待でき、年収1千万円以上の開業者も珍しくはありません。
ただ、最近は柔道整復師の数が一気に増加しているため、これからは新規に独立していくことはかなり難しくなっていく事が予想されています。

将来性は? 平成12年度の時点では国家試験の合格者は1000人程度でしたが、近年、養成校の数が増えたことにより受験者も増加し、平成21年度には合格者が5000人以上にまで増加しています。
資格取得者が一気に増加した影響で、将来的な競争の激化が予測されています。
就職について

就職先は病院の整形外科や接骨院、福祉施設全般など。
リハビリ科などでも就職の口はあります。
関節や筋肉の知識を活かして、スポーツトレーナーとして活躍するケースも。
資格取得後は接骨院などで経験を積み、その後は柔道整復師の7割以上が自分で接骨院を開院し独立しています。

2008年現在、柔道整復師資格取得後、就職先の心配はあまりないようです。
しかし、資格取得者が爆発的に増加しているこれからは注意が必要でしょう。

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-更新11-11-01 -チェック14-10-01