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精神保健福祉士

資格区分 国家資格
受験資格

1.4年制大学で指定科目を修めて卒業した者
2.2年制(又は3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(又は1年以上)相談援助の業務に従事した者
3.精神保健福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業(修了)した者
4.精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業(修了)した者 

試験日

【第15回】
試験日:平成25年1月26日・27日
申込期間:9月16日〜10月5日
合格発表:3月中旬

試験会場

全国7カ所で実施。
北海道・宮城県・東京都・愛知県・大阪府・広島県・福岡県

試験科目

◇精神疾患とその治療
◇精神保健の課題と支援
◇精神保健福祉相談援助の基盤
◇精神保健福祉の理論と相談援助の展開
◇精神保健福祉に関する制度とサービス
◇精神障害者の生活支援システム
◇人体の構造と機能及び疾病
◇心理学理論と心理的支援
◇社会理論と社会システム
◇現代社会と福祉
◇地域福祉の理論と方法
◇福祉行財政と福祉計画
◇社会保障
◇障害者に対する支援と障害者自立支援制度
◇低所得者に対する支援と生活保護制度
◇保健医療サービス
◇権利擁護と成年後見制度

受験料

13250円

問い合わせ先

社会福祉振興・試験センター

精神保健福祉士
合格体験記
不合格体験記
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精神保健福祉士詳細
資格情報

精神保健福祉士は1998年に「精神保健福祉法」に基づいて創設された比較的歴史の浅い国家資格。
英語での呼称はPSW(Psychiatric Social Worker)。

仕事にしても学業にしても何をするにしても、結果が重要視されプレッシャーの多い現代社会。
周りからの要求に応えようと無理を重ねた結果、鬱病やアルコール依存症、対人恐怖症など、精神障害を訴える人が増加傾向にあります。
精神保健福祉士は、そのような精神障害者が社会復帰をするために必要な助言や指導を行い、社会生活に適応できるように訓練などを行う職業です。

精神保健福祉士国家試験合格者の年齢層

合格者の年齢層は40歳未満までで70%を占める。
中でも30歳以下の合格者が多く、若手の資格といえます。
男女比は男:3 女:7。

【合格者の年齢層】
第14回 年齢区分 人数 割合
30歳以下 2340人 48.1%
31歳〜40歳 1222人 25.1%
41歳〜50歳 753人 15.5%
51歳〜60歳 447人 9.2%
61歳以上 103人 2.1%

【精神保健福祉士のなり方チャート】

精神保健福祉士のなり方

難易度は?

精神保健福祉士国家試験の難易度

精神保健福祉士国家試験を受験するには、受験資格に学歴と実務経験が求められます。
詳細は社会福祉振興・試験センターで確認しよう。
取得のルートとしては上記のチャート図が基本となる。

試験の合格率は例年60%程度。
資格スクールで講座が開講されていますが、合格率の高い試験であり、独学でも試験対策が可能な資格と言えます。

試験では社会福祉士との共通科目があり、社会福祉士資格取得者はその科目が免除される。
そのため、社会福祉士の資格取得者が多い。

【精神保健福祉士国家試験の合格率】
  受験者 合格者 合格率
第14回
(平成24年)
7770人 4865人
男:1552人
女:3313人
62.6%
第13回
(平成23年)
7233人 4219人
男:1371人
女:2848人
58.3%
第12回
(平成22年)
7085人 4488人
男:1434人
女:3054人
63.3%
仕事内容は?

精神保健福祉士の仕事は病院の精神科などに勤務し、精神障害者の生活や社会復帰を支援することです。 医師や看護師のように直接、患者さんに治療を行うものではありません。

就職先として一番多い、精神病院や精神科に勤務する場合は、以下のものがあります。
◇受診や入院に不安を感じている患者さんから今までの生活状況・精神状況など医師の診察に必要な情報を聞き出す。
◇患者さん本人だけでなく、家族にも安心してもらえるように患者さんの家族も含めて日常生活や社会復帰の相談に応じる。

どのような業務を行うにしても、精神的に不安定な患者さんが相手になります。
精神障害に関する知識を活かして、日々の生活の中で患者さんにとっての最善策を模索していきます。

収入は?

精神保健福祉士の活躍の場は精神障害者に関するところが多く、それほどマーケットが大きいわけではありません。
そのため、収入状況は他の福祉・医療系職業に比べて、低めに設定されていることが多い。

精神福祉士協会の年収調査では年収200万円〜400万円が半数以上を占める。
200万円〜300万円 約25%
300万円〜400万円 約25%
400万円〜500万円 約15%

就職について

精神保健福祉士の主な就職先には病院の精神科、精神病院があり、約半数の精神保健福祉士が勤務しています。
そのほかには社会復帰施設や心療内科、市区町村保健センターなど。
保健センターなどは公務員となるため、公務員試験を受験し、合格する必要があります。

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-更新13-08-01 -チェック14-08-01