DTP検定

DTP検定は現場で実践できるDTP実務の技術と知識を客観的に測る検定試験。
シチュエーションや職種別に検定内容が3種類に分けられ�T種・�U種・�V種の3つのクラスがある。
試験は随時方式の方式がとられているため、指定会場でいつでも受験が可能。
資格は2年間の更新制となっているため、2年ごとに更新試験を受験する必要があります。

HPにてテキストも販売されていて、独学での合格も可能なレベルの検定試験。
認定スクールを活用する選択肢もあります。
出題形式は選択式のCBT方式になりました。
正答率が80％以上で合格となります。
�U種はMAC、WINDOWSともに使用できますが、�T種はMACのみ。

-�T種-
◇プロフェッショナル向き。すべての作業をおこなえるレベル。
受験者はデザイン関係の仕事をしている人が半分程度。

-�U種-
◇ディレクションDTP。印刷物制作の全行程を総合的に管理・監督するディレクターとしての能力がある。
・素人以上プロ未満のレベル。
受験者は学生が半分。

-�V種-
・営業職、事務職を対象とした試験。
報告書、プレゼンテーション資料などの様々な文書、書類などを読みやすく整ったレイアウトで作成する能力を問う。
難易度は高くなく、しっかりと対策をしていれば短期合格も十分に可能なレベル。

【DTP検定の合格率】
-2010年度-
�T種　受験者：90人　合格者：40人　合格率：44.4％
�U種　受験者：687人　合格者：381人　合格率：55.5％
�V種　受験者：113人　合格者：83人　合格率：73.5％

-2009年度-
�T種　受験者：120人　合格者：51人　合格率：42.5％
�U種　受験者：898人　合格者：431人　合格率：48.0％
�V種　受験者：156人　合格者：103人　合格率：66.8％

-2008年度-
�T種　受験者：178人　合格者：81人　合格率：45.5％
�U種　受験者：907人　合格者：499人　合格率：55.0％
�V種　受験者：160人　合格者：118人　合格率：73.8％

-2007年度-
�T種　受験者：150人　合格者：61人　合格率：40.6％
�U種　受験者：961人　合格者：528人　合格率：54.9％
�V種　受験者：258人　合格者：154人　合格率：59.7％

就職先としては出版関係、様々なデザイン関係。
DTPインストラクターの選択肢もあります。
デザイン関係会社の採用基準は会社によってさまざまですが、新卒以外では経験者の募集がほとんど。
未経験でデザイン関係にチャレンジしたい場合は、磨き上げた自身の作品を提出するなどして、積極的にアピールする必要がある。

この資格や他のカラーコーディネーター資格、色彩系のデザイン関連資格をたくさん持っていたとしても、実務経験なしでは企業側の評価としては「？」（もちろんある程度の評価はされる）。
理由はデザイン業界も【資格より実務】である為、資格よりも経験した仕事内容が問われます。
資格の勉強の際には、実務を意識した学習を忘れないようにしたい。