システムアーキテクト試験

--午前試験--
1.コンピュータ構成要素
2.システム構成要素
3.データベース
4.ネットワーク
5.セキュリティ
6.システム開発技術
7.ソフトウェア開発管理技術
8.システム戦略
9.システム企画

--午後試験--
【情報システム】
1.契約・合意に関すること
2.企画に関すること
3.要件定義に関すること
4.開発に関すること
5.運用・保守に関すること
6.関連知識

【組み込みシステム】
1.機能要件の分析、機能仕様の決定に関すること
2.機能仕様を満足させるハードウェアとソフトウェアの要求仕様の決定に関すること
3.汎用的モジュールの利用に関すること

システムアーキテクト試験は旧試験制度のアプリケーションエンジニア試験の後継資格。
主にシステムエンジニアが対象とされる試験です。

現行のアプリケーションエンジニア試験に比べ、システムアーキテクト試験では全体最適の観点からの情報システムの構造設計及び対象とする情報システムのシステム方式設計分野が明確化され重視されています。
選択問題として組込みシステムのアーキテクチャ設計が追加。
試験問題のレベルは旧制度のアプリケーションエンジニア試験とほぼ同等。

情報処理技術者試験で定められるシステムアーキテクト試験のスキルレベルは4。
ちなみに、基本情報技術者試験はスキルレベル2、応用情報技術者試験はレベル3、プロジェクトマネージャーや情報セキュリティスペシャリスト試験はスキルレベル4となっている。
詳細な体系図はこちら。

【対象者像】
システムに関する専門的な知識を有し、システム開発に必要とされる要件を定義する。
また、それらを実現するためアーキテクチャを設計し、システムの開発を統率する技術者。

【システムアーキテクト試験の合格率】
平成22年度秋期　受験者：8167人　合格差：1022人　合格率：12.5％
平成21年度秋期　受験者：8395人　合格者：1112人　合格率：13.2％

システムアーキテクト試験の合格率は10％程度で難易度は高い。
論述試験もあります。
取得には年単位での対策が必要。
システムアーキテクト試験合格者の平均年齢は約35歳。