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初生ひな鑑別師

資格区分 国家資格
受験資格 1.満25歳以下で、高等学校卒業者またはこれと同等以上の資格がある人
2.身体強健で、視力1.0以上(矯正可)の人
試験日 試験日:毎年2月中旬(正確な期日は直接本人に通知)
試験会場 東京
試験科目 学科考査(一般教養、適性試験、作文)、面接考査、書類審査
受験料  
問い合わせ先 畜産技術協会
初生ひな鑑別師
合格体験記
不合格体験記
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初生ひな鑑別師詳細
資格情報

初生ひな鑑別師とは、孵化したばかりのひよこの雌雄を見分ける専門の技術者、資格保持者のことをいいます。

ひよこはある程度大きくなれば、オス・メスを容易に見分けることができます。
しかし、見分けられるまで大きくなるのを待っていては、その間の時間とえさ代のコストロスが発生してしまいます。
いち早く雌雄を判別し、無駄なく目的に応じた飼育(雄は食用・雌は産卵)を行うために、ひよこの雌雄判別の専門トレーニングを受けた初生ひな鑑別師が活躍します。
初生ひな鑑別師の養成は日本で行われていますが、日本では鑑別師の需要が少ないため、海外での移住が必須となる国際的職業でもあります。

難易度は?

【初生ひな鑑別師資格取得までの道のり】
まず、例年2月に行われる入所試験に合格し養成所に入所する。
その後、講習を受け(2ヶ月間or5ヶ月間)、ふ化場で1〜2年程度の研修を行い、実施される高等鑑別師考査(鑑別率99%以上)に合格すれば、初生ひな鑑別師になることができます。

養成所の入学者数は少なく例年10人強〜。
養成所の入所試験自体はさほど難しくは無く、高校新卒者であれば解答できるレベルの試験。
やる気のある人が合格の第一条件となり、筆記試験よりも面接に重きがおかれているそうです。
「向かってくるくらいの人」を合格にしたいとのこと。

ふ化場での研修期間は高等鑑別師考査に合格するまでなのでさまざま。
早い人で、1年足らず、平均的には1年〜2年程度。中には、辞めていく人も。
最終的に初生ひな鑑別師になれるのは半分くらいといわれています。

仕事内容は?

初生ひな鑑別師の仕事は一匹、一匹の生まれたばかりのひよこの肛門付近を触り、そのひよこの雌雄を判別することです。
ひよこの鑑別にはかなりのスピードが求められ、1時間当たりに処理するひよこの数は1000匹以上。 ヒナの種類は、ひよこだけに限らずアヒルなど他の鳥類のヒナも含まれる場合もあります。

主な仕事場は孵化場の室内で、判別しやすいように、暗い部屋でライトをつけて行うことが多い。

収入は?

初生ひな鑑別師の年収は平均500万円〜600万円程度と言われています。
しかし、鑑別師は個人事業主や自営業と同じ雇用形態になるため、不安定な感は否めません。
当然、外国で働くということは外国通貨で給料をもらうことになり、為替の影響を受け、日本円に換算した時に給料の増減があることも。

将来性は?

今と変わらず日本ではマイナー資格でありつづけると思われますが、諸外国ではある程度、活躍できそう。
ただ、中国など賃金の安い鑑別師が増加傾向にあり、将来的には不安な面も。

就職について

就職先は日本にはあまりありません。
ほとんどの人がヨーロッパを中心とした海外に出国し、そこで仕事をします。
フランス・ドイツ・イタリア・チェコ・スペインなど勤務地はたくさんあり、海外の仕事の斡旋などは畜産技術協会が紹介してくれます。

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-更新13-02-01 -チェック14-02-01