資格ガイド 資格ガイド

資格ガイドコラム>法科大学院の現状

法科大学院の現状

何か法科大学院のことばかりを語っていますが。

今月、法科大学院修了者の1期生が新司法試験にチャレンジすることになりますが、修了した1期生のみならず、法科大学院にとってもこの試験が重要なものとなりそうです。
何が重要かといえば、今回の試験によって、法科大学院の序列、ランクが決まることになるからです。

今回の修了者が新司法試験を受験→合格者、不合格者が出る→その割合が発表される→全国の法科大学院のランキングができる→ランキングができてしまうと下位の大学院には人が集まりにくくなる→大学院がすたれる、潰れる。

今、法科大学院の経営の関係者は、祈る気持ちでしょう。合格者が1人でも多くでますように・・と。
入学する側としては、合格者がたくさん出ているところに入学したいのは自然なことです。

後、もうひとつ困ったことがあり、法科大学院に入学して、すぐに授業とは別の新司法試験の勉強に取り掛かる人が多いそうで、中には予備校に通っている人もいるとか。
以前の机上の学習だけでは問題があるため、しっかりと実務に即した学習ができるように改善すべく法科大学院を設立したはずなのに結局、改善はされていないのでしょうか。
こ れでは以前と同じように、受験マスター、*ダブルスクール組が法曹者になる確率が高くなってしまいます。

この現状を改善するためにも、新司法試験自体をなくし、法科大学院修了者(修了をかなり難しくして卒業できにくくする)を全員法曹3者にすれば良いと思うのですが・・なかなかそうはいかないみたいですね。

*・・・ダブルスクールとは大学にいきながらも、同時に専門学校などで学習することを言います。
余談になりますが、東京大学や京都大学の法学部の学生などは国家1種や司法試験に向けて大学入学と同時に資格試験対策専門学校に通いだす人も多い。

お問い合わせ sis●tuutenkaku.com(スパム対策のため●を@にして送信してください)
(当サイトでは、各資格についての個別のお問い合わせには対応できません)
Copyright 2005 資格ガイド. All Rights Reserved Copyright 2005 quintet. All Rights Reserved