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新司法試験の結果

9月21日に新司法試験の合格者が発表されました。
2091人の受験者(途中欠席の4人含む)のうち、合格者は1009人で合格率は48・25%。

1.中央大学 受験者239 合格者131 合格率55%
2.東京大学 受験者170 合格者120 合格率71%
3.慶応大学 受験者164 合格者104 合格率63%
4.京都大学 受験者129 合格者87  合格率67%
5.一橋大学 受験者53  合格者44  合格率83%

上位はいつもお馴染みの顔ぶれで、無難な状況といえます。

多くの合格者を輩出する法科大学院がある一方、1人も合格者が出ない大学院もありました。
京産大、神戸学院大、東海大、姫路独協大の4校では合格者が0人。
合格者が1人も出なかった大学は、受験者数自体が少なく、仕方ないといえば仕方ないのですが・・。
これらの結果から大学院格差が発生し、来年度以降の入学者数に影響が出ると言われています。
合格者数の少ない大学院や合格率の低い大学院は将来的には学生が集まらなくなり、潰れる法科大学院も出てくるだろうとの噂も・・・。
入学者側からしてみれば合格率の高い大学院に入学したいのは当然の心理です。

旧司法試験では暗記力で対応できる部分が多かったのですが、新司法試験の問題の傾向が変わり、新司法試験では契約書類や捜査記録など、現実に即して考えさせる問題が多くなりました。
今までとは異なり、マニュアルどうりの考え方、法律知識では対応しづらい問題構成になっています。

ただ、ひとつ心配なことは新司法試験には大学院修了後5年で3回までの受験制限があります。
今回落ちた人はあと2回の内に合格しなければなりません。
今回の全体の合格率は約5割でしたが、来年度からは3割〜4割程度になると言われています。
5割で駄目だった人が合格率の低下する次回以降、2回以内で合格できるものでしょうか。

30歳以上の高学歴フリーターが増加しなければいいのですが・・。
日弁連は 「新司法試験に落ち続け30過ぎで高学歴職歴無し無職」 を作り出す、この試験制度について何の対策もしていないそうですが・・。 

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