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法科大学院の修了者の数

04年度の法科大学院(既習者コース)の修了者の数と割合が発表されました。
その割合なんと96%(現行司法試験合格での退学者を除く)
2349人が入学し2176人が無事修了しました。途中で退学した人の多くは現行の司法試験に合格したのが理由のようで、結局ほぼ全員が修了したという計算になります。
このパーセンテージはおそらく一般的な高校の卒業率よりも高いかもしれません。

そして新司法試験についてですが、この修了者の方のほとんどが新司法試験を受験すると予測され、その内、約50%程度(1000人程度)が合格するのではないかといわれています。
昔に比べて、楽になりました。
たくさんの弁護士さん、検事さん、裁判官さんが増加することによって、よりいっそう日本の法曹界は充実するはずです。

とはいえ、この状況にもいろいろと問題があるようです。

「法曹者をしっかり育てるために作られた大学院なのに、ほぼ全員が修了できる程度のレベルならばまるで意味がないじゃないか」とのお怒りの声も。96%は問題だと思います。

この結果を受けて、これからはもう少し修了が難しくなるかもしれません。
今はまだこの制度自体が始まったばかりで、各法科大学院が他の法科大学院の様子を見ている感もあります。
「ウチの大学で留年者をいっぱい出しちゃったら、来年からの入学者に影響が出そうだ・・・とりあえずは無難な状態で・・」。 無い話じゃないです。

今までは司法試験は難しそうだから・・とあきらめていた方は思い切ってチャレンジしてみても良いかもしれません。
この状況を見ている限り司法試験突破はかなり現実的なものといえるでしょう。
あくまでも昔と比べての話になりますが・・。

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